梅本製作所 SL-40ZSC

コンパクトだがしっかりとした造りの自由雲台

Good

  • 軽量コンパクト
  • 締め付けノブの締め付け具合でフリクションの調整が可能
  • 締め付けノブの半締めでパン操作が可能
  • ノブの締め付け時に構図がズレない
  • 別売りのクイックシューも使いやすい

Bad

  • いくら良い雲台でも小型ゆえの限界はある
  • 振動を拾ったときのブレの大きさや収束の速さは大型雲台に劣る
  • 望遠のスローシャッターには心許ない
  • フリクションを固くしたときの動きがややカクカク

コメント

地味に定評のある梅本製作所の雲台を使ってみたくて購入。
とても良くできた小型雲台。


使い勝手

何も考えず使ってもしっかりとした雲台だが、締め付けノブの微妙な締め具合で動作が変わる点を抑えるとより使い勝手が増す。

まずノブを締めていくと徐々に雲台を動かすときのボールの抵抗(フリクション)が増してゆっくり動くようになる。これにより構図の微調整がやりやすくなる。
また開放の状態から一気に締めるよりも、ある程度締めた状態で調整して最後に締めるとことで締め終わったときのレンズ先端の沈み込みなどが抑えられる。

次にノブを締め付けた状態から気持ち緩めると、ボールは固定されたままだが台座が水平に回るようになり、パン操作が可能となる。

こうしたフリクションコントロールや独立したパン操作は高度な自由雲台が複数のノブやレバーで実現していることだが、この雲台のようにノブの締め具合ひとつで達成できるというのは慣れると非常に使いやすい。

カメラの着脱方法は雲台にカメラを載せて台座のホイールを回すとカメラが固定され、外すときは同様に逆にホイールを回すという方式。この方法は着脱が素早くできて好きだ。


携帯性

マーベラス。


コスト

国産同クラスのものに比べて同等の価格だが、性能やクオリティでは差を付けている。
そういった意味ではコストパフォーマンス良好。


総評

これは良いものだ。
このサイズの雲台としては最高クラスの出来。

望遠も300/F4くらいなら難なく支える。
ただし振動を拾うと大型雲台に比べてブレが大きくなりやすく収束にも時間がかかるため、撮影条件によっては力不足を感じてしまうことがある。

中型以上の三脚を使うならSL-50ZSCの方が良いだろう。
一方で一脚やミニ三脚にはベストマッチ。


関連用品

クイックシューSG-80

純正のクイックシュー。カメラプレートとセットで購入する必要がある。
ガタもなくピッタリとフィットし、動きもスムーズで使いやすい。工作精度の高さを感じさせる。

カメラプレートはレバーで素早く着脱でき、使い勝手が良い。
加えてカメラの落下防止機構が備わっており、レバーを操作してもカメラはすぐには外れず、少し手前に引いてやると取り外せる。この仕組みのおかげで誤ってレバーを押してしまったときにカメラが落下するのを防ぐことができる。

カメラプレートの厚みはカメラに付けっぱなしでも気にならない程度。

ただ一応購入して見たが、クイックシューがなくても割と素早くカメラの着脱ができるので使用頻度は低かった。

SL-40AZD

クイックシューを常に使うつもりならばクイックシュー直結専用モデルを選択することで、クイックシューを付けても軽量さとコンパクトさを維持できる。

三脚

パイプ径24mm前後の小型三脚との組み合わせが良いバランス。
中型以上の三脚と組み合わせても良いが雲台がやや足を引っ張る格好になる。

一脚

一脚とも相性が良い。
現在は主に一脚に付けて使用中。


購入時の比較検討

他のサイズも検討したが、当時は小型三脚しか持っていなかったのでこれがちょうどよかった。

Spec  
耐荷重 4kg
高さ 100mm
基部直径 45mm
重量 250g

Link

製品情報
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