COSINA Carl Zeiss Distagon T*2/28 ZK

FA31に匹敵する描写力を持つツァイスのハイスピードレンズ

Good

  • F2の明るさ
  • 美しいボケ味
  • 開放からシャープ
  • 立体感がよく出る
  • 色ノリが鮮やか
  • 質感や階調が豊か
  • 逆光に強い
  • けっこう寄れる(最短撮影距離24cm)
  • 無限遠のピント合わせが簡単

Bad

  • 像面湾曲により絞らないと周辺が安定しない

コメント

ディスコンにつられて手にしてしまった一本。
写りも造りもハイクオリティなレンズ。


描写の傾向

ツァイスらしいハイレベルな描写をするレンズで、質感、階調、発色すべてが素晴らしい。
ボケも美しく、立体感も申し分ない。
開放からシャープな写りで解像力もかなり高い。

逆光耐性はまずまず。ゴーストやフレアは良く抑えられていて、フレームに強い光源をいれた場合でも派手に出ることはない。
また歪曲や周辺減光もAPS-Cではほとんど気にならない。色収差も良く抑えられていて信頼できる性能を持っている。

しかし一方で顕著な像面湾曲があるので中央でピントを合わせれば周辺がゆるくなり、周辺でピントを合わせれば中央がゆるくなる傾向がある。この傾向はF5.6〜F8辺りまで絞ると目立たなくなるが、逆に言うと風景撮影ではそのくらい絞らないと画面全域が安定しない。
風景撮影ではだいたい絞るので大きな問題とは感じないが、例外として手持ちで夕景や夜景の撮影をする際にSSを稼ぐ目的で絞りを開けることがあるので、そうした用途では使いにくいのが残念だ。

ただやはり絞れば素晴らしい解像力で周辺まで安定するため、風景撮影にも適したレンズと言っていいと思う。
開放付近の像面湾曲の影響もパンフォーカスしようと思った時以外は気にならないので開放付近が使えないわけではない。


使い勝手

APS-Cでは約43mmと広角寄りの標準レンズの画角となり、安定した光学性能と相まって使いやすい。
寄ることができるレンズなので被写体を大きく写すことも可能。ボケがきれいでうるさくならないので安心して寄れる点もポイントが高い。

他のツァイスレンズ同様にピントリングのトルクは重めだがスムーズでMFが楽しくなる。


携帯性

ペンタックスの純正レンズと比べると大きく重いが、持ち歩きが苦になるほどのサイズや重さではなく、カメラバッグへの収納性はまずまず。
カメラ装着時のバランスは良く、程よい重さがかえって扱いやすいくらい。


総評

満足度は100点。

絞って風景撮影するも良し、寄って広角マクロ的に使うも良し。
いずれの場合も高い描写力を発揮する。

焦点距離が近いFA31に匹敵する描写力を持っている。比較すると最短撮影距離、サイズと重さ、明るさ、AFの有無など一長一短があり甲乙つけがたい。


手ぶれ補正

ツァイスレンズで手ぶれ補正を使えるのはペンタユーザーの特権。
正しく動作させるために焦点距離入力を間違わないように。


関連用品

フィルター

フィルター径が58mm。FA31やDA★55といった良いレンズと共通なのはいいかんじ。
Distagonの中では2.8/25および2/35と共通。

Amazon ケンコー Zeta EX サーキュラーPL

最終更新: 2014-05-06


 
Spec  
フルサイズ対応
APS-C利用時換算 43mm
構成枚数 8群10枚
最小絞り F22
最大撮影倍率 0.21倍
最短撮影距離 0.24m
フィルター径 58mm
最大径 x 長さ 65mm x 69mm
質量 530g
絞り羽根枚数 9枚

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