pentax memo

2016-01-16

PENTAX K-3 II + HD PENTAX-D FA 150-450mm F4.5-5.6ED DC AW
1/500s f/4.5 ISO400 220.0mm

こないだ気になると言っていたマインドシフトギアのバックライト 26Lを結局買ってしまっていた。
先日の高尾山に慣らしがてら背負っていったのだが、かつてないようなフィット感にすっかり惚れ込んでしまった。総重量約10kgが軽い。これはいいものだ。

中型三脚も無理なく付くし、カメラ用品以外の収納も9Lとけっこう大きい。サイドポケットも大きくて便利。MBP15インチも入るし。
んー、なんか理想のものにたどり着いた気がする。

日帰り登山用のザックとしては少し大振りな以外はパーフェクトだ。
色も明るいグリーンでいいかんじ。

競合は背面アクセスの機能と容量、重量的にロープロのフリップサイド500AWかなと思うが、でもこれは色が黒しかない。ロープロも登山用にはもうちょっとカラーバリエーションあればいいのにね。
と言いつつ昨年出てきたウィスラーはロープロでも渋くていいカラーリングだ。


カメラ用バックパックでこういう中仕切りで全体的に区切られているタイプは初めて買ったのだけど、中仕切り的には縦三列がレンズの列、カメラとレンズの列、小物の列、というかんじで意外と決まったとおりにしか入らないんだな、という感想。
まあ、このあたりはどのバッグもそうなんだろう。
小物の列の幅がもう少し大きければこっちにもレンズが入るので、レンズをたくさん入れたければそこは見逃しちゃならないポイントだね。

背面アクセスも良い。
立ったままバッグを前面にまわしてやろうとすると腰への負荷がかなりかかるので、普段は地面に降ろしてやるのが無難。
それでも背面が地面に設置しないので土で汚れずに済むのはかなり良い。

三脚はジッツオのマウンテニア3型がサイドにもセンターにも安定して付く。体によくフィットしているせいか、サイドにつけてもバランスの悪さは感じない。センターにつけると振り返った時などに人や物にぶつけそうで怖いので、サイドに付ける運用にしようと思ってる。
センターには登山用ストックでもつけとこうかと。三脚より張り出しは小さいし、仮にぶつけても彼我のダメージともに少ない。

カメラ以外の収納には9Lの前面コンパートメントがあって、ここに意外と物が入る。MBP15インチもここに入る。
先日は下山後の着替えと、レイヤリングのダウンジャケットとレインウェア。あと行動食としてアンパン。

両側のサイドポケットがけっこう大きくて、2Lのペットボトルが入るくらい。片方は三脚でつぶれるとしても、この外側の容量拡張はなかなか頼もしい。
ザックを背負ったままボトルを取り出すことは難しいので、これはショルダーハーネスにボトルホルダーを付ける予定。

以前ローテーション180 プロフェッショナル(価格を改めて見たら円安のせいで3割以上値上がってるなあ・・・)を購入した時に一緒に買ったトップポケットが少し工夫したら付いたので、レイヤリングのウェアを脱いだ時にはここに挟んでおけるだろう。

フロントコンパートメント9L、トップポケット3.23L、トップポケットとザックの隙間、サイドポケット、ペットボトルホルダーとこれだけの収納スペースがあれば日帰りには十分だ。

トップポケットと同じく以前購入したトライポッドサスペンションキットアタッチメントストラップも使えるなあ、と日がな一日試行錯誤して遊んでしまった。


さて、ザックの外に出したカメラの持ち歩きをどうするかなあ、というのが次なる懸案事項。使うたびにザックに出し入れする訳にはいかないし。

一般的なのはネックストラップだが、取り出す時の指絡みが非常に嫌いなので気が進まない。あとそのまま長時間歩くのは首に絶対悪い。もっと体を労ったほうがいい。

今回の高尾山にはキャリースピードの速写ストラップを持って行ったが、ザックのショルダーハーネスの上からつけるとイマイチフィット感がなく、腰のあたりに来るカメラに時々登山ストックが当たるのもイマイチで、その、イマイチだ。
速写ストラップはNGだ。

ピークデザインのキャプチャープロカメラクリップは室内でいろいろ試してみたけど、肉厚なショルダーストラップだとうまく決まらない感じ。と言うかザックが重いとあばらに食いこんできて痛い。キャプチャープロパッド使っても安定感が微妙。
ドイターのスイッチバッグにつけていった時はいいかんじだったが、本格的なザックには合わないか。
キャプチャープロカメラクリップ競合の製品ならどうかなあ、という気がしないでもないが、合わなかった時にまた使わないアイテムが増えるのかと思うとやや腰が引ける。

そんなこんなでいろいろ考えた結果、ホルスタータイプのカメラバッグを前面、ないし腰につけるのがいいのかなあ、と言う結論。
ロープロのトップローダープロは厚みがありすぎるので、やや薄めのシンクタンクフォトのデジタルホルスターあたりが良さそうな気がしてる。
腰だと登山ストックと干渉する問題はあるが、カメラに直ではなくバッグに当たるなら問題はないだろう。

恐るべき散財の連鎖。


ここから更に大きな登山用ザックを求めて暴走気味に継続調査をした。

ここでマインドシフトギアの本家を見に行ったらウルトラライト デュアル 36Lというのが新しく出ていて、一瞬「ウワー、もう少し待ってればよかったー!」と思ったのだが、詳細を見るとそんなに欲しい感じのやつでもなかった。
自分の中ではサイドアクセスはサイドポケットを潰す微妙な方式、ということに最早なっているので、サイドアクセスというだけでNG度がかなり高まる。

これ以上大きい物は普通の登山用ザックにインナーを入れていくのがいいのかも、ということで60L超の特にカメラ用ではないザックを物色。当面使う予定はないが。

ざっくり見渡した限りの所感としては、トップアクセスだけじゃなくてメイン気室下部にフロントアクセスできるザックにローテーション180プロ用のフォトインサートを入れたらいいかんじじゃないかと思った。インナーボックスとしてはちょっと高いが・・・
またカメラ収納部が取り外しできるタイプのバッグを持ってたら、そのカメラ収納部を入れるとか。ロープロのウィスラーの中身だけ売ってたりしないのかな。
まあ機材をそんなに持って行かないならもっと安いやつで良いという話なんだけど。

あとは三脚を収めるために大きなサイドポケットが必要かな。
それとウエストパッドの部分にホルスターを取り付けられるようになっているといいんだけど。くらい。ここまで所感。

しかし純粋な登山用品だと4万円出せば最高クラスのザックが買えるんだなあ。
それを考えるとカメラ用のバッグは高いな。車用品に比べてバイク用品が高いのと同じで需要の差が価格差になってしまうんだろうな。