K-1 Mark II

高感度性能を更に高めたK-1後継機

見た目ほぼK-1そのままのマイナーチェンジバージョン。
アクセラレータユニット搭載により特に高感度での画質向上が見られる。

Good

  • 35mm判フルサイズセンサーの豊かな画質
  • FAリミテッドが本来の画角で使える
  • ISO12800まで余裕で常用できる高い高感度耐性
  • 3640万画素+リアルレゾリューションシステムによる超解像
  • フルサイズ機としてはコンパクトなサイズ
  • 5軸5段のボディ内手ブレ補正
  • フレキシブルチルト液晶をはじめとした実用的な新機能の数々
  • 旅や登山などのアウトドアで重宝するGPSを本体に内蔵
  • -3EV対応の強力な暗所AF、向上したAF-Cの動体追従などのAF性能
  • 防塵防滴、-10度耐寒、金属製ボディなどの耐久性能
  • オプションのバッテリーグリップ

Bad

  • 高画素機ゆえのファイルサイズの大きさ
  • 内蔵フラッシュ非搭載

基本的にはK-1のマイナーアップグレードとなるので、外観や操作性などはほぼ変わらない。
差分のみ書く。共通部分はK-1のレビューを参照のこと。

画質

基本的な画質はどうか

基本的な傾向はK-1と変わらないように思える。
事実K-1と並べて使っているが出てくる絵に遜色は感じない。

ただアクセラレータユニット搭載により、高感度のみならず通常画質にもチューニングが加えられているとのこと。確かに階調などがよりよく出るようになった気がしないでもないが、プラシーボである可能性も捨てきれない。

劇的な変化はないが良くはなっていそうだといったところだろうか(歯切れ悪し)
まあもう少し使ってみたい。

高感度はどこまでいけるか

高感度耐性は同じものを撮り比べて試したところ、基本的にはK-1より半段から1段分くらい良好。

暗い部分が多いシーンになるとさほど差が感じられないケースもあり、そうした極端なシーンではノイズリダクションによってかえってエッジ部分が溶けてぼやけてしまったりもするが、基本的には画質向上が見られると思って良い。

安全安心を心がけると個人的にはやはりK-1と同じくISO12800までを常用としたいが、人によってはもっと上でもいいと言うかもしれない。

リアルレゾリューションの改善点

RAWでも動体補正がちゃんと効くようになった点はうれしい。

K-1では流水や風に揺れる木々など、動く物をRAWで撮るとカラフルで不自然なドットの塊が出ていたが、K-1mk2ではそこが改善されている。


基本的な使い勝手

AF性能

AF性能は改善されたとのことだが、あまり動体を撮らないのでよく違いが分からない。
よそでのレビューを見るに一応は進化しているが、あまり劇的な変化は期待しない方が良いようだ。

いずれにしろスナップや風景主体では特に何も困っていないが。

バッテリーの持ち

バッテリー寿命は撮影可能枚数がK-1の約760枚から約670枚と1割以上ダウンしている。

とは言え実際の使用においてバッテリーの持ちが悪くなったという実感はない。
K-1と同様に1日につき数百枚程度の撮影なら数日は充電不要。


各種ギミックの評価

手持ちリアルレゾリューション

三脚を使ったリアレゾより効き目は薄いが、それでも通常撮影より解像度は高く色も良く出る。

ただ処理時間がネック。
ゆうに10秒以上待たされるのであまり積極的に使う気分にはなれない。

この処理時間が気にならないほど短くなったらかなりイケてる機能になるだろう。

Lightroom(Camera Raw)では手持ちリアレゾのRAWは現像できない。最初のRAWフレームが処理されると言うことで、つまり手持ちリアレゾなしの単なるRAWと同等の画質となる。


総評

ほぼK-1の正常進化となるカメラで満足の出来。
一方で新しいカメラを買ったという実感がないのが玉に瑕。慣れ親しんだ外観と操作性がそのままなのはけっこうなことだが。

ともあれK-1との2台持ちでいろいろと捗っている。

満足度は120点。


K-1とどちらが買いか

2018年6月時点のAmazonで22.5万円vs17.5万円くらいで、5万円の価格差。
機能的に大きな差は高感度耐性と手持ちリアレゾ。

この状況でもし自分がどちらか1台しか買うとしたら・・・
K-1のコスパも捨てがたいが、基本はK-1mk2の方を選ぶと思われる。

しかしレンズも含めて考えるとK-1買って差額をレンズに回すのが賢いのではという考えもあり、なかなか悩ましい。


Spec  
有効画素数 約3640万画素
撮像素子 23.5×15.6mmサイズCMOS、総画素数 約3677万画素
記録媒体 SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード
インターフェース USB2.0、AV出力端子、外部電源端子、外部レリーズ端子、Xシンクロソケット、HDMI出力端子、ステレオマイク入力端子
ファインダー ペンタプリズム 視野率100% 約0.7倍
シャッター 1/8000秒〜30秒、バルブ
連写 4.4コマ/秒 APS-Cクロップ時6.5秒
幅 x 高さ x 奥行き 136.5mm x 110mm x 85.5mm
質量 925g(バッテリーとSDカード込みで1010g)

関連用品

バッテリーグリップ D-BG6

グリップを向上させるかなりオススメのアクセサリー。
縦位置撮影の際にも安定した姿勢で構えることができ、手ぶれ防止にも効果有り。(効果には個人差があります)

Amazon バッテリーグリップ D-BG6

バッテリー D-LI90P

旅に出る時などは念のため予備バッテリーが欲しいところ。
GPSロガーを使うならばなおさら。

Amazon 充電式リチウムイオンバッテリー D-LI90P

ストロボ

リニューアルされて防塵防滴になったAF540FGZ IIおよびAF360FGZ II、AF201FGが用意されている。

本格的にストロボを使うなら光量が大きく首振りバウンスなどもできるAF540FGZ IIおよびAF360FGZ IIが便利。

内蔵フラッシュがなくなったのでポケットサイズのAF201FGを携行するのもおすすめ。ハイスピードシンクロやスレーブ発光など本格的な機能は使えないが、カメラ内蔵フラッシュの代替として考えれば光量は多く天井バウンスも可能であるなど十分以上。

Amazon AF540FGZ II
Amazon AF360FGZ II
Amazon AF201FG

防水リモコン O-RC1

三脚立てての風景撮影などに。
洗濯しても平気なくらいの防水性能。

赤外線式なのでしっかり受光部に向けないと反応しない点が若干だが不便。

個人的には赤外線式リモコンを使うくらいなら2秒タイマーでいいんじゃないかとも思い始めている。

Amazon 防水リモコン O-RC1

ケーブルスイッチ CS-205

花火撮影などに。
リモコンの方が気軽に使えるが角度などによって反応しないことがあるので、シャッターチャンス確実に捉えたい場合にはケーブルの方が確実。

Amazon ケーブルスイッチ CS-205

イメージセンサークリーニングキット O-ICK1

野外でレンズ交換しているとどうしてもセンサーにゴミが付着するが、これがあればメーカーに持ち込まなくてもセンサー清掃できるようになる。
青空などにゴミが映り込むようになったらこれで清掃すればOK。効果覿面。

通称ぺったん棒。
他のメーカーのカメラにも使える(自己責任)

Amazon イメージセンサークリーニングキット O-ICK1

最終更新: 2018-06-26


 

Link

PENTAX製品情報
価格.com K-1 ボディ
Amazon

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