Q-S1
可愛さと実力を兼ね備えたプレミアムスモール一眼
- Qマウント
- ダブルダイヤル
- 4段手ブレ補正
- 内臓フラッシュ
- センサーCMOS
- センサーサイズ
- 有効画素数1240万画素
- ISO感度100-12800
- 連射速度5.0枚/秒
- 高さ58mm
- 最大径105mm
- 奥行き34mm
- 重量203g
1/1.7型センサーの画質が気になってゲットした一台。
可愛くてしっかりした画質に使うのが楽しくなるカメラ。
- 超絶コンパクト
- 交換レンズもポケットサイズ
- 初代Qに比べて安定感のある画質
- KマウントアダプターQで遊べる
- バッテリーの持ちはいまひとつ
実際に使用してのレビュー
画質
初代Qからセンサーサイズがアップして1/1.7型に。
その画質の差には1/2.3型から1/1.7型になるだけでこれほど違うのかと驚いた。
QのRAWを見られる写真にするにはかなりの努力が必要だったが、Q-S1のRAWは割と普通に現像できる。
風景撮影などにはもう少し精細感が欲しいと感じることもあるが、スナップなどには十分に満足のいく画質で使っていて楽しい。レンズの素性がいいせいもあるかもしれない。
絞りはF4以上に絞ると回折で画質の劣化が始まる。なのでほとんどのレンズは開放か一段程度絞ったくらいで使うのが一番良く写る。
高感度性能
デフォルトのISOオートでISO3200まで上がるようになっているが、ISO3200はJPEGではかなりソフトで、RAWではかなりノイズが乗った硬い画質。
これをデフォルトにしているのはいかがなものかといった具合。
だいたいのシーンで常用できるのはISO1600まで。
どんなシーンでも安心確実なのはISO800か。
使い勝手
グリップの赤外線受光部を兼ねたポッチが意外にもホールド性の向上にかなり寄与している。最初見たときは冗談かと思ったが、非常に実用的なものだった。
片手持ちでもしっかりとカメラを保持できる。
晴天の日光の下だと液晶が見にくいのは相変わらず。
クイックダイヤルでカスタムイメージが選択できなくなったのは少し残念。
手ぶれ補正
他のカメラ同様にボディ内センサーシフト方式のためすべてのレンズで手ぶれ補正が効く。
効果はレンズによって異なるとのこと。
初代Q同様に強力という印象はないが、オンオフして比べてみると多少は効いているのが分かる。
バッテリー
バッテリーの持ちはやはりあまり良くない。
日帰りでも予備バッテリー持参。
操作性
メニューの系統など相変わらず把握しやすく使いやすい。
これはペンタックスの操作系になれているというだけではない気がする。
ちなみに初代Qよりも各種ボタンの押し心地がよくなっている。
オートフォーカス
迷わなければ十分に速く、速度に関するストレスはない。暗所ではよく迷うが人工照明の屋内程度なら平気。
動体追従するのは難しい。
携帯性
初代Qより若干大きく重くなっているが、携帯性が損なわれたというほどではない。
レンズのでっぱり分収納スペースを取るのは変わらないが、概して携帯性は良いと言っていいだろう。
交換レンズも小さく、システム一式を持ち歩いても小さな荷物で済む。
寒い季節ならコートやジャケットのポケットに突っ込んで持ち運ぶことも可能。
総評
満足度は100点。
1/1.7型センサーの画質は予想以上で、デザインも込みですっかりお気に入りのカメラ。
もちろんより大きなフォーマットのカメラに比べると画質は劣るが、これくらい写ると写真を撮っていて楽しい。
一眼レフでは大荷物になるような状況では十二分の活躍。
また一眼レフのサブとしてもしっかりと働いてくれる。
このカメラに関するメモ
関連用品
バッテリー
一日中使おうと思ったらやっぱり予備が必須。
KマウントアダプターQ
Qマウント機でKマウントレンズを使うことができるマウントアダプター。
絞りは手動絞りで、メカシャッター搭載のため電子シャッターの弱点であるこんにゃく現象が起きないのが特徴。
焦点距離は4.6倍換算となり初代Qの5.5倍に比べると劣るが、それでも1000mm以上の超々望遠環境が容易に実現できる。