Q
お気軽スナップナノ一眼
- Qマウント
- ダブルダイヤル
- 4段手ブレ補正
- 内臓フラッシュ
- センサーCMOS
- センサーサイズ
- 有効画素数1240万画素
- ISO感度100-12800
- 連射速度5.0枚/秒
- 高さ57.5mm
- 最大径98mm
- 奥行き31mm
- 重量180g
KマウントアダプターQで遊びたくてゲットした一台。
遊び心が試されるカメラ。
- 超絶コンパクト
- 交換レンズもポケットサイズ
- KマウントアダプターQで遊べる
- バッテリーの持ちはいまひとつ
- 画質に関してはある程度割り切りが必要
実際に利用してのレビュー
画質
1/2.3型のセンサーサイズということでコンデジ画質と揶揄されることもあるが、01 STANDARD PRIMEとの組み合わせでは予想以上に良好。
等倍鑑賞には堪えないが、鑑賞サイズではなかなか印象的な解像感や立体感も醸し出してくれる。
ローパスレスというところがやはり効いているのだろうか。
JPEGの画質が優秀で、RAWで撮るよりもJPEGで撮影した方が良いかなと言う気になる。レンズごとの歪曲補正なども適用される。
RAWの場合は何も補正を加えないとけっこう眠い感じ。もちろんそこから追い込んでいくことはできるのだが、カスタムイメージやデジタルフィルターを駆使してお手軽に楽しむのがこのカメラのうまい使い方なんじゃないだろうかと思っている。
絞りはF4以上に絞ると回折で画質の劣化が始まる。ほとんどのレンズは開放か一段程度絞ったくらいで使うことになる。
絞らなくてもセンサーサイズが小さいのでパンフォーカスはしやすい。
高感度性能
個人的な常用感度はISO800。
ISO1600もまずまず使える。
使い勝手
片手持ちスナップが楽しい。コンデジ感覚で気軽に使えるかんじ。
しかし晴天の日光の下だと液晶が見にくく、特にMFレンズできちんとピントを合わせるのはなかなか難しい。これもミラーレスの宿命か。
手ぶれ補正
ボディ内センサーシフト方式のためすべてのレンズで手ぶれ補正が効く。
効果は約3段分とのこと。しっかりホールドして撮れば確かにそれくらいの効果は実感できる。
が、普通に撮ってると1.5段分くらいかな。あまり強力という印象はない。
バッテリー
バッテリーの持ちはあまり良くない。
日帰りでも予備バッテリーが欲しいくらい。
本体サイズを抑えるためにバッテリーサイズを小さくしているせいだろう。
操作性
メニューの系統など把握しやすく使いやすい。
ペンタックスの操作系になれているせいかもしれないが。
小さいが各種ボタンも押しやすくホールド感もなかなかしっかりしていて良いと思う。
オートフォーカス
迷わなければ十分に速く、速度に関するストレスはない。暗所ではよく迷うが人工照明の屋内程度なら平気なので及第点は与えられるかと。
流石に動体に追従するのは難しいが、それはミラーレス全般の話。
AF方式がスポットとセレクト以外だと思ったところに来てくれない率が高く、スナップカメラとして少々煩わしい。手前に合わせたいのに奥に合わせに行ったりなどは日常茶飯事。
携帯性
コンパクトすぎて最高!と言いたいが本体に加えてレンズの出っ張りがあるので、カバンなどに入れようとすると意外と収納スペースを取る。
交換レンズもコンパクトでシャツの胸ポケットなどに入るのは良い。
Q10のCMで向井理が使ってたレンズホルダーみたいなものがなくても、二つくらいは余裕で常時持ち歩けるレベル。
総評
満足度は80点。
実はほとんど使い込んでない。
もともとKマウントアダプターQを使いたくて用意していた物だが、KマウントアダプターQを購入した後も正直使ってない。
JPEGで適切なカスタムイメージやスマートエフェクトを選択することができれば満足のいく写りをするが、RAW撮り派としてはイマイチなじめず。
Q-S1を購入してから出番がますますなくなってしまった。
このカメラに関するメモ
関連用品
バッテリー
一日中使おうと思ったら予備が必須。
KマウントアダプターQ
Kマウントレンズを使うことができるマウントアダプター。
焦点距離は5.5倍換算となり手軽に超々望遠を楽しむためのおもちゃとして最適。
絞りは手動絞りで、メカシャッター搭載のため電子シャッターの弱点であるこんにゃく現象が起きないのが特徴。