Good
Bad
Qに魚眼レンズというのはかなりハマるのではなかろうかと思い購入した一本。
案の定Qをとても楽しくしてくれるレンズ。
トイレンズを指向したというユニークレンズシリーズの割にシャープに良く写る。
周辺部の色収差などは魚眼の宿命なので気にしない方向で。
画角がQ/Q10で160度、Q7/Q-S1で173度とのことで、一眼レフ用の魚眼レンズ(180度)に比べると写る範囲が狭く、魚眼効果もゆるやか。
とは言え十分にフィッシュアイならではの楽しい写真を撮ることができる。
デジタルフィルターの「フィッシュアイ」との組み合わせれば一眼レフ用の魚眼と互角以上の魚眼効果が出るが、デジタルの後処理なので画質が目に見えて低下するというトレードオフがある。
が、それで面白い写真が撮れるならそれでいいかなという気もする。
ユニークレンズということで絞りはF5.6固定でMFのみという割り切った仕様。
晴天だとQの液晶が見にくくなることもありMFのみというのは若干不便に感じることもあるが、あんまり細かいことにこだわらず気軽に使う分には何の問題もない。
どうしてもジャスピンが欲しい場合は適当にピントリングを回しつつ連写するか、拡大してじっくり合わせるかなどすればなんとか。
最大撮影倍率0.06倍はフルサイズで言うと0.33倍と同じ大きさでフレームに写せるスペック。
被写体に前玉が触れるほどにまで、ぐぐっと寄ってクローズアップ撮影ができて楽しい。前玉にはSPコーティングが施されているので寄りすぎて多少ぶつけても安心。
本体同様ミニチュアのようなサイズ。
不満が出ようはずもない。
初代Qとの組み合わせで一番好きなレンズ。
魚眼の楽しさを気軽に味わえて、かつ価格もリーズナブルなので、すべてのQユーザーにオススメしたい。
満足度は100点。