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フルサイズ 標準単焦点レンズ

Kマウントにおいて現行品のフルサイズ対応標準レンズはDFA★50、FA50、FA43の三本。
それに加えてAPS-C用レンズのDA★55とDA50もほぼ問題なく使用可能なので、なかなかに数は揃っていると言える。

またマクロレンズのDFA50マクロも標準レンズとして使うことが可能。

最終更新: 2020-05-17

現行品として購入可能なレンズ

フルサイズ用の標準単焦点は現行品として純正3本がラインナップされている。
標準マクロレンズも入れれば4本となる。

HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW

2018年に登場した最新の標準単焦点。
他社製品も含めて50mm F1.4として最高水準の光学性能を持ち、当然のごとく開放からシャープ。ボケ味も申し分ない。

極めて高い解像力を持っており、きめの細かな描写は圧巻。さすがのスターレンズと言えましょう。

性能の代償にちょっとそれなりのサイズと重量になってしまってはいるが、画質を最重視するならこのレンズを選択しておけば間違いはない。

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smc PENTAX-FA 50mm F1.4

フィルム時代から販売されている基本の標準単焦点。
開放の描写はかなり柔らかく、昨今のレンズのように開放からシャープにとは行かないが、逆にそれが表現にバリエーションを与えてくれる面も。

シャープに写したい場合は絞れば四隅までしっかりとした写りで、標準レンズとして確かな働きをしてくれる。

古いレンズではあるが、今でも十分に現役で使える標準レンズだ。
軽量コンパクトで携帯性も良い。

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smc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited

ペンタックス自らが真の標準レンズと称する焦点距離43mmのFAリミテッドレンズ。
こちらは開放からシャープで鮮やか、それでいて硬すぎずボケ味も素晴らしい。印象的な描写力を持つ。

明るさはF1.9に抑えられているが非常にコンパクトなのが特徴で、50mmのレンズよりやや広い画角で汎用性もわずかに高い。
高い描写力と身軽さを両立できる贅沢なスナップレンズ。

リミテッドレンズならではの質感も触っていてうれしいものがあり、とにかくかわいい一本。

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smc PENTAX-D FA Macro 50mm F2.8

標準画角のマクロレンズ。
マクロ域のみならず遠景までしっかりと写るため万能の標準レンズとして使用が可能。

鮮やか傾向の他のペンタックス純正レンズに比べると、やや忠実寄りのニュートラルでおとなしめの描写。
被写体を正確に写し撮るためのマクロレンズらしく歪曲や色収差などは極めて少ない。

開放F値がF2.8になってしまう点が不利だが、一方でどこまでも寄っていけるため使い勝手は高まる。
一本で撮影の幅を広げたい向きにはオススメの一本。

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APS-C用のレンズで使えるもの

隅々まで完ぺきとはいかないがケラレもなく十分実用的に使えるものが多い。

smc PENTAX-DA★55mm F1.4 SDM

APS-Cでは中望遠レンズだったが、フルサイズでは標準画角のレンズとして利用できる。

フルサイズでも開放からスターレンズらしい見事な描写力を発揮。
四隅までシビアに見るならばF5.6くらいまで絞る必要があるが、ほとんどのケースでは絞りを気にせず振り回せる。

フルサイズで使えるハイグレードの標準レンズが欲しければ検討に値する一本。
DFA★50が出た今でも携帯性とのバランスを考えてこちらを取るのはあり。

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smc PENTAX-DA 50mm F1.8

APS-C用のエントリー向け中望遠単焦点だが、フルサイズで標準単焦点として利用することも可能。
所謂撒き餌レンズと言われる定番スペックのレンズで、安価だが開放からシャープで高い描写力が得られる。

かなり軽量かつコンパクトなレンズなので携帯するのも実際気軽。
元からフルサイズ用に作られている他社の50mm F1.8に比べるとやはり四隅が安定しないが、それもF8以上に絞れば等倍でもほぼ気にならない。十分に実用可能なレベルと言える。

コストパフォーマンス重視ならば一押し。

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HD PENTAX-DA 40mm F2.8 Limited

40mmは標準なのか広角なのか若干迷うところだが一応標準扱いで。
開放からシャープでキレのある描写で、これだけコンパクトであるにかかわらず高い性能を持つのはやはり単焦点ならではと思わされる。

四隅までつぶさに見ると絞っても粗が目に付くが、パンケーキレンズの身軽さを活かして街角スナップなどをする分にはほとんど気にならない。
フルサイズではだいぶ広角寄りになったおかげで、スナップレンズとしてはより対応の幅が広がったと言える。

このレンズを使っていると一眼レフなのに目立たない。またボディキャップ代わりとしても優秀。

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smc PENTAX-DA 40mm F2.8 XS

パンケーキレンズよりも更に薄いビスケットレンズ。K-01に合わせて作られた。
DA40がベースとなっており描写の傾向は同様に見事なシャープネス。ただし周辺画質がやや落ちるため遠景などではそれなりの差を感じる。

とは言えスナップ用途のレンズとしては特に問題はないだろう。

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スペック比較

  DFA★50 FA50 FA43 DA★55 DA50 DFA50マクロ HD DA40 DA40XS
開放F値 F1.4 F1.4 F1.9 F1.4 F1.8 F2.8 F2.8 F2.8
焦点距離 50mm 50mm 43mm 55mm 50mm 50mm 40mm 40mm
最大撮影倍率 0.18倍 0.15倍 0.12倍 0.173倍 0.15倍 1.0倍 0.13倍 0.13倍
最短撮影距離 40cm 45cm 45cm 45cm 45cm 19.5cm 40cm 40cm
長さ 106mm 37mm 27mm 66mm 38.5mm 60mm 15mm 9.2mm
最大径 80mm 65mm 64mm 70.5mm 63mm 67.6mm 63mm 62.9mm
重量 910g 220g 155g 375g 122g 265g 89g 52g
フィルター径 72mm 49mm 49mm 58mm 52mm 49mm 49mm 27mm
防滴性能 × × × × × ×
SPコーティング × × ×
円形絞り × × ×
絞り羽根枚数 9枚 8枚 8枚 9枚 7枚 8枚 9枚 9枚
実売価格 ¥149,690 ¥39,890 ¥65,780 ¥61,310 ¥13,440 ¥46,230 ¥33,190 ¥19,470

実売価格は2020年5月現在のヨドバシ.comの税込み価格。ここから10%ポイント還元。


中古で探せるもの

Sigma 50mm F1.4 EX DG HSM

シグマのArtラインができる前で、ハイグレードのレンズにはEXの名を冠していた頃の標準単焦点。

フルサイズ用のレンズで大きな柄をしているにも関わらず周辺から隅の描写は振るわず、絞っても甘さが解消しない。
時代の流れ的に汎用性は標準ズームに任せるという割り切りで、明るい単焦点はポートレート向けを指向したということなのだろうか。

癖のないボケ味で開放の柔らかさと少し絞ったところのキレは見事。
描写の特性から標準レンズとしての汎用性には欠けるが、花やペット、人物ポートレートの用途にはなかなかの一本。

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選択のヒント

基本は

オフィシャルにフルサイズ対応でF1.4の明るさを持つFA50を選ぶのが無難。

ただし最近のレンズに比べるとキレには欠ける印象なので、サイズ重量価格がクリアできるならDFA★50。

開放からシャープなレンズが良ければ

DFA★50、DA50かDA★55、FA43の方がいいだろう。

これらのレンズも絞ったときに比べると開放はわずかに柔らかだが、FA50に比べると格段にシャープ。
FA50の開放はそれほどに柔らかいので、開放のシャープさを求める向きには不満が出るだろう。

万能に使えるレンズが良ければ

DFA50マクロで何でも写せる。
ただしF1.4に比べて二段暗いF2.8だと物足りなく思うことがあるのも確か。

際立った描写のレンズが欲しければ

考えるまでもなくDFA★50がいいだろう。
サイズや重量が気になるなら次点としてDA★55かFA43も素晴らしく良い。

描写の好みの問題もあるので、ネットで作例を漁ってみるのもひとつ。

コンパクトさ重視なら

DA40シリーズかFA43。
DA40 XSとなると冗談のようなサイズになる。しかしビスケットレンズまで来ると薄すぎて逆に扱いにくいと言う。

人物を写すことが多いなら

DFA★50のきめの細かい描写はポートレートにも適している。

それ以外ではFA50かシグマの50mmがいいだろう。
開放の柔らかさがポートレートに向いている。

価格が安いレンズが良ければ

DA50がいいだろう。

今後のラインナップへの期待混じりの予想

ハイグレードの標準単焦点としてDFA★50が出たことでひとまず落ち着いた感。

撒き餌レンズとしてDA50mm F1.8が使えFA43やDA★55もあるのでラインナップはまあまあそろったと言える。

贅沢を言えば通常グレードのDFA50mm F1.4や、リファインされたDFA43なども期待したいところだが、現在のリコイメの開発リソースを考えると標準単焦点はこれでしばらく打ち止めだろう。
FA50のHD化版がHD FA35の時のようにぽっと出てくる可能性はある。

おまけ 割と最近のMFレンズ

実際使ったことがあるのはコシナレンズばかり。

smc PENTAX-A 50mm F1.2

F1.2のスペックを持つ50mm単焦点。
Kマウント純正で最後のマニュアルレンズでもある。

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COSINA VOIGTLANDER NOKTON 58mm F1.4 SLII

開放はかなり柔らかな写りだが隅々まで芯は出ている。
目に鮮やかな色ノリとコントラストで被写体を極めて印象的に捉える。ノクトンいいよノクトン。

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COSINA Carl Zeiss Planar T*1.4/50 ZK

四隅はF8からF11以上絞る必要あり。このあたりの解像性能だけ見るとAPS-C用のレンズのようだ。
とは言え一応フルサイズ用のレンズということで周辺部が安定してくるのはDA★55よりも早い。

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COSINA Carl Zeiss Makro Planar T*2/50 ZK

信頼と安心のマクロプラナーさん。
フルサイズでも解像感高くキレのある画質は健在で被写体が素晴らしく際立つ。これでAFが付いてたら最強の標準レンズになってしまうところだった。

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COSINA VOIGTLANDER ULTRON 40mm F2 SL II Aspherical

コントラストが高く色鮮やかな描写が特徴的なパンケーキレンズ。
FA43の対抗馬になるほどの描写力。

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Samyang 50mm F1.4 AS UMC

50mm F1.4としては大きめ。
開放ではかなり柔らかい写りで絞るとシャープになるというレンズのようだ。

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Lensbaby Velvet 56mm F1.6

ソフトさを楽しむポートレート指向のレンズ。
これは現行品。しかし現代っ子に実絞りはハードルが高い。

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オールドレンズの50mm

50mmは腐るほどあるので色々探して試すのも楽しそう。
個人的には取り返しの付かないことになりそうなのでやらないが。

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