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フルサイズ 望遠単焦点レンズ

Kマウントフルサイズ用の望遠単焦点で現行品はゼロ。
APS-C用のDA★300が問題なく使用できるものの、実質1本と寂しいラインナップとなっている。

最終更新: 2023-06-22

現行品として購入可能なレンズ

オフィシャルな現行品はゼロ。

APS-Cのレンズで使えるもの

smc PENTAX-DA★300mm F4 ED[IF]SDM

高い性能を持った望遠をリーズナブルな価格とサイズで実現するサンヨン。
その凄まじいキレはフルサイズでも健在。APS-Cで使用した際と同様に隅々まで解像し、何の問題もなく使うことができる。

高い解像力と圧縮効果を活かして風景撮影に、クローズアップ性能と大きなボケを活かした簡易マクロにと、望遠レンズとして高い汎用性を持つ。
スポーツ撮影や動物などの動く被写体の撮影にも適している。

望遠単焦点ならではの切れ味を最高に堪能できるレンズ。

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スペック比較

もはや比較も何もないですが。

  DA★300
開放F値 F2.8
焦点距離 300mm
最大撮影倍率 0.24倍
最短撮影距離 140cm
長さ 194mm
最大径 83mm
重量 1070g
フィルター径 77mm
防滴性能
SPコーティング
円形絞り ×
絞り羽根枚数 9枚
実売価格 ¥105,650

実売価格は2023年6月現在のヨドバシ.comの税込み価格。ここから10%ポイント還元。

中古で探せるもの

純正はFレンズやAレンズまでさかのぼるともっと色々ある模様だが、ひとまず探しやすいのはFA以降。

smc PENTAX-DA★200mm F2.8 ED[IF]SDM

F2.8の200mmはズームレンズでも実現できるが、単焦点になると携帯性も取り回しも格段に良い。
APS-C用のレンズにも関わらずフルサイズでも高いパフォーマンスを発揮する。実はDFAレンズなのではないかと思われるほどに。

軽量なためフットワークで被写体との距離を調節しやすく、ボケ味の見事さから花撮りや猫撮りなどに好適。
解像力など光学性能も高く、信頼性の高い描写を提供してくれる。

気軽に使える高性能の望遠として価値のある一本。日常的に使う常用の望遠レンズとしてもピッタリはまる。

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HD PENTAX-DA 560mm F5.6 ED AW

昨今のペンタックスのレンズの中では最も長い超望遠レンズ。
フルサイズでは周辺減光が大きく、手ぶれ補正の影響でけられることもあるなど、全く問題がないというわけではないようだが、十分に使用可能なレベル。

さすがにサイズも重さも価格も格の違うものとなるため、誰もが手にして使いこなせるものではない。

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smc PENTAX-FA 135mm F2.8 [IF]

コンパクトでよく写るかわいい望遠レンズ。
簡易マクロとしても使えるなど使い勝手もマル。程度の良い中古を見つけたら是非にもゲットすべき。

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smc PENTAX-FA☆200mm F2.8 ED [IF]

フィルム時代の200mm F2.8。
DA★200はFA☆200の光学系をそのまま流用したと言われる。

すでにメーカー修理ができないことも考えるとDA★200の方がいいだろう。ただしかなり安く手に入るのであれば一考の余地あり。

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smc PENTAX-FA☆300mm F4.5 ED [IF]

フィルム時代のサンヨン相当のレンズ。
DA★300に比べると少し短く携帯性が良い。

しかし今買うなら大人しくDA★300でいいのではという気がする。
ただAFが問題の多いSDMではなく、ボディモーターなのはいいかもしれない。

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smc PENTAX-FA☆300mm F2.8 ED [IF]

憧れのサンニッパ。
このスペックでしか撮れない写真がきっとあるのでしょう。欲しい。

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smc PENTAX-FA☆400mm F5.6 ED [IF]

F値を抑えて携帯性を高めたヨンゴロー。
良い玉を探す難しさを考慮するとDFA150-450の方が無難かも。

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smc PENTAX-FA☆600mm F4 ED [IF]

ロクヨン。選ばれし者のみが手にする大砲。
DFAでこのようなレンズが出る日はおそらくもう来ないだろう。

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Sigma APO 300mm F2.8 EX DG

サンニッパとしては比較的コンパクトで軽量。

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Sigma APO 500mm F4.5 EX DG

たまにペンタックス用が数十万円で売ってたりするが、キヤノン用の玉が一桁万円で取引されている(こちらもたまに)のを見ると、そこまで出して買う価値はないかな。

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選択のヒント

用途を考える

広角単焦点と同じように焦点距離毎に使い勝手や適した用途が変わってくるので、まずはそのあたりを考慮。

DA55-300のような安価でズームレンジの広いズームをクロップで使ってみて、しっくりくる焦点距離を探すのもいいだろう。

散歩スナップに

ディスコンになってしまったが、DA★200が望遠レンズとしてはまだコンパクトな部類で取り回しや収納性も良いのでオススメ。
F2.8と明るいレンズのためシャッタースピードも稼ぎやすい。ボケのコントロールにも。

中古で良い玉を見つけるのも難しいが、FA135もかなり良い。

飛びモノ

鳥撮りや飛行機撮りなどでは一般的に400mm超の超望遠が必要となってくる(300mmが広角レンズと言われるくらい)
超望遠はAPS-Cと相性がいいので、フルサイズにこだわらずAPS-Cクロップを状況に応じてうまく使うのが賢いかもしれない。

DA★300は300mmとやや力不足だがある程度は対応可能。
またクロップすれば460mm相当になるのでかなり対応力は上がる。

大人しく他のメーカーにしとけという話はここではナシの方向で。

スポーツ撮影

人工照明の屋内スポーツなのか、被写体までの距離がどれくらいなのかなど、スポーツの種類によって違うのでネットの掲示板などで聞いてみるのが良い(丸投げ)

風景撮影に

圧縮効果を強く出したい場合はやはり300mm以上は欲しいのでDA★300がいいだろう。

とは言え三脚を使う場合はやっぱりズームレンズの方が便利なので、風景撮影がメインの用途ならDFA★70-200、DFA70-200 F4、DA150-450などに行くべきかも。
強い圧縮効果を狙って300mm以上を使おうとするとDA150-450になってしまうというのは色々(本体価格、サイズ、重量、フィルターの価格)と厳しい面もあるが・・・

今後のラインナップへの期待混じりの予想

ズームのDFA★70-200やDFA150-450が既存の単焦点を凌駕するくらいの性能で出てきていることもあり、ひとまず十分な働きをしてくれる望遠レンズは揃っている。
DA★200とDA560が相次いでディスコンになるなど、望遠はズームレンズに任せる方向なのかな?というフシもあり、今後望遠単焦点が新しく出て来るかどうかは怪しく思える。

DA★200やDA★300のHDコーティングのリニューアル版がでる可能性はあるが、それもちょっと合理的と言えるかどうかは分からず未知数だ。

DFA★70-200やDFA150-450を作ったのと同じレベルの技術で望遠単焦点を作ったとしたらまたすごいことになりそうではあるのだが…
無理だと思うけど願わくばいつかサンニッパとか出て欲しい。

ほか個人的にはコンパクトでかわいいDFA200 F4 Limitedとか出ないかなと思っているが、これは完全に妄想の類いだ。

おまけ 割と最近のMFレンズ

COSINA VOIGTLANDER APO-LANTHAR 180mm F4 SL Close Focus

コンパクトで高い描写性能を持つ望遠レンズ。クォーターマクロとしても使えて便利。
ピントの山が見えづらいのが玉に瑕だが、身軽に出かけたいときには非常に重宝するレンズ。

Review

Samyang 135mm F2.0 ED UMC

2015年登場。設計の新しさ故か135mmのレンズとしてはCNの純正よりも高性能だそうだ。
カメラメーカー各社の純正135mmは長らく更新されておらず、すっかり重視されない焦点距離になってしまっている。

135mmが好きな人は検討してみてもいいかも。

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中一光学 SPEEDMASTER 135mm F1.4

135mm F1.4と言う前人未到のスペック。その結果135mmなのに重さ3kgの大砲となっている。
一応Kマウント版もあるようだ。使ってみたいが気軽に買えるお値段ではない。

完全受注生産のため普通に売っているショップはない。

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