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フルサイズ 望遠ズームレンズ

Kマウントの純正レンズにはDFA★70-200やDFA150-450などがあり、重くて高くて高性能なレンズはひとまず充実。
加えて携帯性と性能が良い具合にバランスしたDFA70-210が登場し、フルサイズ用の望遠ズームはまずまずのラインナップとなっている。

安くてそこそこの性能のレンズがないのは少しつらいところ。

最終更新: 2020-02-17

現行品として購入可能なレンズ

フルサイズ用の望遠ズームは現行品として純正で3本のレンズがラインナップされている。サードパーティのレンズは無し。

HD PENTAX-D FA★70-200mm F2.8 ED DC AW

新世代のスターレンズとして際立ったパフォーマンスを発揮するF2.8通しの大口径望遠ズームレンズ。
中望遠から望遠域の扱いやすいレンジをカバーした定番のスペックのレンズだが、なにしろ格別の性能に仕上がっている。

ズームレンジ的に汎用性の高い使い勝手を持ち、それに加えて見事なボケ味はポートレートから花撮りに、隅々まで見事な解像力は風景撮影にと描写力の面でもマッチするシーンが多い。
携帯性的には正直旅向きとは言えないが、それを押しても持ち出したくなるレンズ。

価格とサイズと重量を許容できるならば、メインの望遠レンズとしてこれを選んでおけば間違いない。

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HD PENTAX-D FA 70-210mm F4 ED SDM WR

とにかく扱いやすいF4通しの望遠ズーム。
軽量で取り回しが良く、70-200の手堅いズームレンジに、簡易マクロとしても使える使い勝手の良さ。

画質も良好でボケ味も美しい。
これくらい写れば何の不満もないといったかんじ。

汎用性と描写力が高いレベルでバランスしており、現行の3本の中では最も多くの用途、最も多くの人にマッチするレンズと言っていいだろう。

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HD PENTAX-D FA 150-450mm F4.5-5.6 ED DC AW

新しいDFAシリーズの口火を切った超望遠ズームレンズ。
ズーム倍率が3倍に抑えられているだけあって性能も妥協のないものとなっており、スターレンズでないのが不思議なくらいの実力。

全域で望遠となるため中望遠をカバーしたレンズに比べると汎用性はやや劣るが、飛行機や鳥などの飛びモノ、野生動物動物の撮影など超望遠が必要なシーンで単焦点に迫る仕事をしてくれる。
優れた解像力は風景撮影にも高い性能を発揮。超望遠ならではの圧縮効果が炸裂する。

さすがにこのクラスのレンズとなると大きく重いが、それでもなんとか手持ちで振り回せる程度に収まっている点もポイントが高い。
Kマウントで超望遠が必要ならばこのレンズが第一候補だろう。単焦点まで視野に入れてもそれは変わらない。

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APS-Cのレンズで使えるもの

基本的にはケラレて使えない。
焦点距離によってはケラレの影響がなかったり軽微だったりして使えるケースもあるが、完全なフルサイズ用レンズと遜色なく使えるものはない。

スペック比較

  DFA★70-200 DFA70-210 DFA150-450
開放F値 F2.8 F4 F4.5-5.6
広角端 70mm 70mm 150mm
望遠端 200mm 210mm 450mm
最大撮影倍率 0.13倍 0.32倍 0.22倍
最短撮影距離 120cm 95cm 200cm
長さ 203mm 175mm 241.5mm
最大径 91.5mm 78.5 95mm
重量 1755g 819g 2000g
フィルター径 77mm 67mm 86mm
防滴性能
SPコーティング
円形絞り
絞り羽根枚数 9枚 9枚 9枚
実売価格 ¥260,860 ¥136,800 ¥262,550

実売価格は2020年2月現在のヨドバシ.comの税込み価格。ここから10%ポイント還元。

中古で探せるもの

smc PENTAX FA☆80-200mm F2.8 ED [IF]

描写力の高さに定評のあるフィルム時代のスターレンズ。
メーカーでの調整がすでに不可能となっている点に留意して、できるだけ良い個体を探す必要がある。

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Sigma APO 100-300mm F4 EX DG

今時の望遠ズームとしては手ブレ補正が付いていないのがマイナスポイントだが、ペンタックスならボディ内補正があるので何の問題ない。
高い描写力を持ち、F4通しで300mmまでカバーできるため使い勝手も良い。携帯性に問題がなければメインレンズにしても申し分ない。

玉数少なく入手性は悪いが、機会があれば是非試してみて欲しい一本。

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Sigma 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

安価な70-300クラスのレンズ。シャープネスが強く寒色系の描写。
価格に見合ったエントリークラスの画質。

こちらもハーフマクロとして使えるのは便利。

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Sigma APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

カリカリにシャープな描写ででやはり寒色系が強い。
安価な70-300クラスのレンズの中では最も価格が高いが、性能差はその差分以上に大きいと感じる。

APOでない70-300と同様にハーフマクロとしても使用できる。

カリカリすぎて柔らかく写したいケースでは困ることがあるが、Kマウントで選択可能な70-300クラスのレンズでは最も写りがしっかりしておりオススメ。

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Sigma APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM

標準域から超望遠域までをカバーする10倍望遠ズーム。通称BIGMA。
その通り名にふさわしく大きなレンズだが、重さは2kg弱で手持ちもさほど問題なく可能な域。

画質もまずまずで広いズームレンジのおかげで使いやすい。超望遠までカバーした望遠ズームとしてはかなりリーズナブルな存在。
ただし望遠端に近づくほど画質は低下するので、超望遠で高い画質を求める人は他の選択肢を検討するべき。

超望遠の入門としては良いレンズ。

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Sigma APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

レンズ内手ブレ補正付きのシグマのF2.8通し望遠ズーム。
大口径レンズらしい高い描写力を持でメインレンズとしても満足の行く働きをしてくれる。

すでにディスコンで中古の玉数も少ないのが惜しい。

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Tamron SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO Model A001

70-200mm F2.8のスペックを持つレンズとしては比較的小型軽量。
AF速度や精度に弱点はあるが、大口径のズームレンズとして納得の描写力を持っている。

また最大撮影倍率がクォーターマクロを超える0.32倍でクローズアップ性能が高く、このことがこのレンズの汎用性を押し上げている。

F2.8通しの望遠ズームレンズとしては極めて安価で、コストパフォーマンスもかなり良好。
価格や携帯性の面でDFA★70-200が無理ならばこのレンズがオススメ。ただし購入後すぐに調整に出すのは忘れずに。

ディスコンになってしまったが中古の玉数はいくらかある。

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Tamron AF70-300mm F/4-5.6 Di LD MACRO Model A17

安価な70-300クラスのレンズ。ナチュラルで大人しい描写傾向。
性能は価格なりだがエントリークラスのレンズとしては十分な画質。ただ風景などに用いるとシャープさが足りず、加えて周辺描写で粗が目に付く。

やや操作が分かりづらいがハーフマクロとして使えるのは便利。

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smc PENTAX-FA☆250-600mm F5.6 ED [IF]

夢の大砲。

さすがに中古でも滅多に出てこないので買いたくても買えない。
もし入手するチャンスがあり、ハートが少しでも動いたならば全力で買いに走るべき一本。明日のことは明日の自分が考えてくれるのです。

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選択のヒント

描写力重視

サイズ、重さ、価格に問題がなければDFA★70-200かDFA150-450を必要に応じて選べば不満を覚えることはまずないはず。
用途については汎用性ならDFA★70-200、超望遠への対応力ならDFA150-450といったところ。

一方でDFA70-210も十分に高い画質を持っており、さすがにDFA★70-200ようなキレはないが掛け値なしにレギュラーとして戦えるレンズ。

サードパーティではタムロンの70-200 F2.8も大口径レンズらしい素敵な描写。
中古ならFA☆80-200、Sigma 70-200 F2.8、Sigma 100-300 F4もいい仕事をしてくれる。

光学性能やキレの面ではDFA★70-200がトップだが、上記のうち他のレンズを選んでもそれほど大きな妥協ではない。

汎用性重視

DFA70-210が出たことで汎用性を最重視するならこれ一択となった感がある。軽量さに加えマクロ性能も高い。

大きさと重さが許容できるならタムロンのA001やシグマの50-500なども良い。
ズームレンジ的にはDFA★70-200も悪くはないが、フットワークが重くなるのとちょっと最大撮影倍率が低いので汎用性では他のレンズに一歩譲る。

ズームレンジの広さではシグマとタムロンの70-300が優れている。

超望遠重視

性能面も加味するとDFA150-450を選んでおけば間違いはない。

そこまで性能にこだわらないならSigma 50-500でも良い。

携帯性重視

純正ではDFA70-210一択。

サードパーティも含めてとにかく携帯性だけを見るならタムロンの70-300が最軽量。
しかし性能とのバランスを考えるとSigma APO 70-300でもいいだろう。

コストパフォーマンス重視

安価なF2.8通しの70-200mmのレンズとしてタムロンのA001は注目株。ディスコンになったのは本当に惜しい。
次点でDFA70-210だろうか。

タムロンやシグマの70-300クラスは安価だが、性能に関しては過度な期待はできない。価格は安いがコストパフォーマンスが良いとは言えない気がする。
一方でシグマのAPO付きの70-300はなかなかのもので、コストパフォーマンスもまずまず良い。

レンズ内手ブレ補正が欲しい

レンズ内手ブレ補正にはファインダー像が安定するという利点があり、使いやすさがある。
Sigma 50-500かSigma 70-200 F2.8などOS付きのモデルならば、Kマウントでレンズ内手ブレ補正のレンズを使うことが可能。

ただし効きは今となってはK-1のボディ内手ブレ補正の方が強力なので、手ブレ補正の効果を落としてまでレンズ内手ブレ補正にこだわるべきなのかどうかは疑問。まあ他社ではハイブリッド補正なんても出て来てますが。

今後のラインナップへの期待混じりの予想

長らくデカオモ超高画質路線のDFA★70-200とDFA150-450の二本しかなかったが、軽量で高画質で使い勝手の良いDFA70-210が追加されたことでだいぶ助かるラインナップとなった。
あとは70-300mm F4-F5.6が出れば。気長に待つ。