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フルサイズ マクロレンズ

純正で標準マクロにDFA50mmマクロ、中望遠マクロにDFA100mmマクロがあり、ラインナップとしては普通。
強いて言えば180mmや200mmの望遠マクロがない。一方でAPS-C用のHD DA35が広角マクロとして使えるのは面白い。

最終更新: 2020-07-09

現行品として購入可能なレンズ

フルサイズ用のマクロレンズは含めて2本のレンズがラインナップされている。

smc PENTAX-D FA Macro 50mm F2.8

標準マクロレンズ。
誇張の少ない描写で被写体を忠実に写し撮ることができる。撮影者を甘やかしてくれない堅実なレンズという印象。

等倍撮影をしようとするとワーキングディスタンスが少ないのでやや苦労する。
どこまでも寄っていける標準レンズとして考えて使うと面白い。

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smc PENTAX-D FA Macro 100mm F2.8 WR

コンパクトにまとまった中望遠マクロレンズ。
開放からシャープかつ高コントラスト、色ノリもよく鮮やかな描写が特徴的。マクロレンズに求められるボケ味の点でも申し分ない。

等倍撮影でもワーキングディスタンス(レンズの先端から被写体との距離)を十分に取ることができるため、撮影者やレンズの影が被写体にかかりにくくマクロ撮影がしやすい。
マクロ域から遠景まで高い性能を発揮するため、万能の中望遠レンズとしても使用可能。簡易防滴もプラス要素。

ペンタックス機で本格的なマクロ撮影をしたいのならば第一候補となるレンズと言える。

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限定的に利用可能なAPS-C用マクロレンズ

HD PENTAX-DA 35mm F2.8 Macro Limited

無限遠での利用には難があるが、マクロ域ではフルサイズでも問題なく利用可能。
35mmの広角の画角で等倍マクロとして使える。

とは言え等倍撮影するにはレンズの先端が被写体にくっつくほどに寄らなければならないので、本格的なマクロとしての使い勝手は良くない。
撮影倍率が0.25倍から0.5倍になるあたりで背景を入れつつ広角マクロらしい表現に使うとグッドなのでは。

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スペック比較

  DFA50マクロ DFA100マクロ
開放F値 F2.8 F2.8
焦点距離 50mm 100mm
最大撮影倍率 1倍 1倍
最短撮影距離 19.5cm 30.3cm
長さ 60mm 80.5mm
最大径 67.6mm 65mm
重量 265g 340g
フィルター径 49mm 49mm
簡易防滴 ×
SPコーティング ×
実売価格 ¥42,460 ¥49,280

実売価格は2020年7月現在のヨドバシ.comの税込み価格。ここから10%ポイント還元。

中古で探せるもの

Tamron SP AF 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 Model272E

ボケ味に定評のあるタムロンの中望遠マクロレンズ。通称タム9。
他マウントではこのレンズの後継モデルが出ているが、それでも根強い人気を維持する銘玉。

遠景の描写はややゆるく、万能レンズとしての汎用性には若干欠ける。また純正のDFA100マクロに比べると一回りサイズが大きく携帯性も劣っている。
しかしマクロ域から近景までは柔らかな描写と素敵なボケ味が魅力的で、人物や花など柔らかさが活きる被写体には好適。

純正のマクロに匹敵する描写力を持つにも関わらず価格が安く、コストパフォーマンスが極めて高い。まだディスコンになって間もないので玉はある。

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smc PENTAX FA Macro 50mm F2.8

現行のDFA版と同一の光学系だが、DFAはデジタル対応されているので画質が少し違うはず。
またサイズがやや大柄でフィルター径も52mmとなっている。

生産終了してからかなり経つので大人しくDFA版を選んだ方が幸せになれる気がする。

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smc PENTAX-D FA Macro 100mm F2.8

光学系は現行のWR版と同一。異なる点は簡易防滴と円形絞り。
それとDFA50マクロに似た外観をしていて絞りリングがある。

WR版より大幅に安ければこちらを選んでもいいが、同じ中古で数千円程度の差ならWR版をオススメする。

ほか100mmマクロはFA時代のF2.8やF3.5があるが、まあDFA版が良いだろうと言うことで割愛。

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smc PENTAX FA☆Macro 200mm F4 ED[IF]

ワーキングディスタンスが長く昆虫撮影などに有利な望遠マクロ。
大柄でサンヨン並みのサイズ感。

一度使ってみたいが玉数少なくなかなか市場に出回らない幻のレンズ。

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Sigma APO MACRO 180mm F3.5 EX DG

シグマの望遠マクロ。
こちらも玉数少なく見つけるのは難しい。

開放F値をF2.8とした後継レンズが出ている。が、Kマウント版は残念ながら出ていない。

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Sigma MACRO 50mm F2.8 EX DG

評価は高かったようだがディスコン
寒色系の描写傾向。

中古はかなり安いので可能な限り安価にマクロレンズを試してみたい人にはいいかも。

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簡易マクロとして使えるレンズ

最低撮影倍率が0.25倍でクォーターマクロを超えるもの。
実のところマクロっぽいクローズアップ写真を撮る程度ならこれくらいでも十分だったりする。

現行品

レンズ 最大撮影倍率
HD PENTAX-D FA 70-210mm F4 ED SDM WR 0.32倍
HD PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mm F3.5-4.5 ED 0.39倍

DA★300が0.24倍で惜しい。

生産終了品

レンズ 最大撮影倍率
COSINA Carl Zeiss Distagon T*2.8/25 ZK 0.41倍
smc PENTAX-FA☆28-70mm F2.8 AL 0.25倍
smc PENTAX-FA 135mm F2.8 [IF] 0.25倍
Tamron SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO Model A001 0.32倍
Tamron AF70-300mm F/4-5.6 Di LD MACRO Model A17 0.5倍
Sigma 70-300mm F4-5.6 DG MACRO 0.5倍
Sigma APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO 0.5倍
Sigma APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM 0.32倍(200mm時)
Sigma 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE 0.26倍
Tamron SP AF28-75mmF/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO Model A09 0.25倍

選択のヒント

本格的なマクロ撮影に

可能な限りのクローズアップ撮影でミクロの世界を覗くという用途では、十分にワーキングディスタンスが取れる中望遠マクロのDFA100マクロが使いやすい。

万能レンズとして使いたい

昨今のマクロレンズは無限遠の性能も優れているので、通常撮影に用いれば高解像力の万能レンズとしても使うことができる。
純正のDFA50マクロは標準レンズとして、DFA100マクロは中望遠レンズとして。

しかしピントリングの回転角が大きいためAFの合焦速度に関してはデメリットがある。
これはマクロ域のMFでピントを追い込むために必要な仕様なので仕方がない。

広角マクロ

HD DA35が近接撮影ではしっかりとした写りなので広角マクロとして使用可能。
背景を活かしたマクロ+αの表現に使いやすい。

描写力重視

マクロレンズの光学性能は一般的に高くどのレンズも良く写る。

それぞれ描写の性格が違うので、単純な優劣よりも用途や好み次第ということになる。

携帯性重視

純正のマクロレンズならばどれでも可。
フルサイズ対応のマクロレンズとして純正レンズのコンパクトさは他にないものとなっている。

コストパフォーマンス重視

迷うことなくタム9にいけば良い。中古になってしまうが。

今後のラインナップへの期待混じりの予想

50mmマクロはやや古いのでいつリニューアルされてもおかしくないが、開発の優先順位が高いかというとそうとも思えない。
180mmや200mmの望遠マクロが出たら面白い気もするが、かなり望み薄だろう。

なのでしばらく何も出なさそう。
とは言え現行ラインナップで足りてはいるのでそれはそれで問題はない。

おまけ 割と最近のMFレンズ

COSINA Carl Zeiss Makro Planar T*2/50 ZK

ハーフマクロだがF2の明るさ。
万能の標準レンズとして極めて印象的な描写力を持つ。

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COSINA Carl Zeiss Makro Planar T*2/100 ZK

ハーフマクロの代わりにF2の明るさ。
等倍マクロとしては使えないが、寄れる中望遠として使い勝手は良く描写性能は別格。

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COSINA Voigtlander Macro APO Lanthar 125mm F2.5 SL

評価の高いアポランの等倍マクロ。
しかしディスコンで中古も極めて玉数が少ない幻のレンズ。

Samyang 100mm F2.8 ED UMC MACRO

長さ12cmにフィルター径67mm。ペンタックス純正に比べるとだいぶ大柄だが、実は100mm F2.8の等倍マクロレンズとしては標準的なサイズ。

しかしMFレンズでレンズ内手ブレ補正もない割には価格が高く、いまいち商品的魅力が薄い。
特に他マウントだとタムロンの新型90mmがAF付きで手ブレ補正ありでほぼ同価格帯なので一層厳しいかんじ。

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LAOWA 60mm F2.8 Ultra-Macro

MFの2倍マクロレンズ。
等倍を超えるマクロということでスペックとしては面白い。

実絞りなのでOVFでの利用は厳しいが、等倍マクロで満足できない人が等倍以上のマクロを求めて使うとすれば三脚ライブビューが必須になると思われるので、そこは問題ではないかな。

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LAOWA 15mm F4 Wide Angle Macro with Shift

15mmの等倍マクロ。
しかしマニュアルフォーカスでかつ実絞りなので使用のハードルが高い。

とは言え15mmの広角マクロならではのチャレンジできることは間違いない。

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